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良い企業Webサイト「3つの条件」(PR思考で企業サイト改善を考える)


自社の企業ウェブサイト、見てますか?

そして、好きですか???


そう問われて「はい!!!」と言い切れる方ってそんなに多くないかもしれません。とは言うものの具体的にどのあたりがどのように好きでないのかと問われると明確には指摘できない・・・。実は筆者のもとに寄せられるウェブサイトのお悩みのうち最も多いご相談。それが、

「今のウェブサイトは直感的に良くないと感じてしまう」

というものなのです。


特に企業のウェブサイトとなると社内で関わる人も多く、「さまざまな人」の、「さまざまな考え」が入り乱れて反映されており、結果、「誰(だれ)得(とく)?」な状態になってしまっていることも多く、それが影響しているのかもしれません。

あるいはウェブサイト公開当初よりもコンテンツが膨大に増えてしまい、整理が後手後手になってしまっているという理由も考えられます。

いずれにせよ、「良くない」ものは改善すべきなのですが、でもいったい「良い」ウェブサイトってどういうものなのでしょうか?

実はそのポイントとなるのが、「PR思考」だと考えました。

「具体的にはどういうこと?」と思われた方、ぜひ、この記事を最後までご覧いただけると嬉しいです。(「PR思考」についてはコチラをご覧ください





目次[非表示]

  1. 1.生活者行動に見る、現代の企業ウェブサイトの果たすべき役割とは?
  2. 2.良い企業ウェブサイトの条件
    1. 2.1.良い企業ウェブサイトの条件1:あらゆる利害関係者(ステークホルダー)にとって使いやすい!
    2. 2.2.良い企業ウェブサイトの条件2:会社の目指す方向性がひと目で伝わる!
    3. 2.3.良い企業ウェブサイトの条件3:説明責任を果たすだけにとどまらない工夫に富んでいる!
  3. 3.企業ウェブサイトにはPR思考が必要





生活者行動に見る、現代の企業ウェブサイトの果たすべき役割とは?


企業がウェブサイトを所持し、情報を公開するという考え方が出てきたのはインターネット普及黎明期の1995年~2000年ごろのことです。このころはスマホもなく、常時インターネット接続という環境もなく、という状態でしたので、企業のウェブサイトもページ数が少なく、トップページと会社概要が書かれたページ、商品・サービスを紹介するページが多くても数十というものが多かったように思います。

企業が公開すべき情報の中でも特に厳選されたものだけがウェブサイトで公開されている、という状態ですね。

時が下って2022年、企業ウェブサイトのページ数はどのようになったのでしょうか?グーグル検索を使い、日本を代表する大企業十数社のウェブサイトのページ数を調べてみたところ、少ないものでも10,000ページ前後、多いサイトになると150,000ページを超えていることがわかりました。


この20年で企業のウェブサイトは「企業情報の中で特に厳選されたものをピックアップして出す」という役割から、「公開できるものはすべて公開する」という考え方に変化していることが推察できます。

加えて、読者の側でもその重要性が認識されていることを示すデータもあります。

下の図は、株式会社電通PRコンサルティング内シンクタンク「企業広報戦略研究所(C.S.I.)」が2021年に行った企業の魅力度に関する調査結果の一部です。


生活者が企業に魅力を感じた際にとった行動を聞いたところ、「魅力を感じた企業や、商品・サービスのウェブサイトを閲覧した」と答えた人は26.0%で、全選択肢のうち2番目に多いという結果になりました。

つまり、今やウェブサイトは、「企業の魅力やブランド発信の受け皿になっている」と言えるのではないでしょうか。


良い企業ウェブサイトの条件


それでは、「公開できるものは公開する」現代の企業ウェブサイトにおいて、「良い」とされる条件はなんなのでしょうか?

企業ウェブサイトもそれ以外のウェブサイトと同じ「ウェブサイト」なのですから、「良い」ウェブサイトであるための条件はそのままあてはまりそうです。

たとえば、あらゆる環境で見やすく表示されること、デザインが美しくあること、HTMLの記述が適切であること、検索エンジン最適化(SEO)が適切になされていること、ページの表示速度が遅すぎないこと、などです。

ではこれが「良い企業ウェブサイト」の必要十分条件かというとそうとは言い切れません。

企業ウェブサイトを、企業のあらゆる情報を公開するツールと捉えたときに、これらに加え重視せねばならない要素があるのです。


良い企業ウェブサイトの条件1:あらゆる利害関係者(ステークホルダー)にとって使いやすい!


現代のウェブサイトは企業のあらゆる情報を公開するツールです。ということはつまり、あらゆるステークホルダーに閲覧されることが想定されていなければなりません。顧客、潜在顧客はもちろん、取引先、投資家、就職希望者なども考えられます。また、社員など内部関係者から閲覧される可能性も見落とすわけにはいきません。

この視点で捉えると、企業ウェブサイトはいわば、あらゆる人々と企業をつなげるツールと言えますので、「一般生活者には分かり良いけど投資家にとっては情報量が不足している」とか「業界関係者などのリテラシーの高いには伝わるんだけど、一般の生活者にはまるでピンとこない」といったことがないようにしないとなりません。

そのためには客観的な目でウェブサイト全体が使いやすいものであるかを判断せねばならないでしょう。

あなたの会社のウェブサイトは、あなたのご家族が見てもわかりやすいものになっているでしょうか?


良い企業ウェブサイトの条件2:会社の目指す方向性がひと目で伝わる!


あなたの会社は何をやっている会社でしょうか?

そう問われたとき、多くの方はあれもやっている、これもやっている、そういえばあんなことも・・・と羅列することができると思います。しかし企業ウェブサイトにおいては羅列だけではいけません。


Google Analytics などのアクセス解析ツールを使われた経験のある方なら直感的に理解いただけるかもしれませんが、1回のウェブサイト訪問で閲覧するページ数はせいぜい2~3ページ、多くても10ページということはほとんどありません。ですので、ごく少ないページ数、分量の中で「あっ、この会社はこういう社会をつくりたいんだ、そのためにこういう事業に注力しているんだ」ということが示せねばならないのです。

これらはビジュアルイメージやデザインだけでなく、コンテンツの一貫性や配置、ナビゲーションなどにおいても意識されなければなりません。

また組織が縦割りになると、ブランド毎、グループ会社毎、サイト毎に統一感がなくなっていくというのも防がなくてはなりません。いわゆる「コミュニケーション・ガバナンス」が必要になってくるのです。


良い企業ウェブサイトの条件3:説明責任を果たすだけにとどまらない工夫に富んでいる!


企業のあらゆる情報を公開するツール、企業ウェブサイトをそう捉えたとき、そこに小さな落とし穴ができます。この考え方はともすると「説明責任さえ果たせばよい」という発想になりがちなのです。

企業ウェブサイトは、極言するといま手元にある情報をサーバ上に格納しておくだけで成り立ってしまうといえばその通りで、発信すべき情報の量が膨大になるため、そのようにしないと手が回らないというのもその通りです。

しかし、すべての情報についてただ置いているだけというのではあまりにももったいないと言えるでしょう。

表現を工夫する、配置を工夫する、情報流通構造を意識する、ちょっとした工夫で同じ題材のコンテンツでも伝わり方が大きく変わってきます。

そういった工夫がされているかどうかも「良い」企業ウェブサイトとそうでないものを分ける判断材料と言えそうです。



企業ウェブサイトにはPR思考が必要


これら3点、まとめて言うと「良い」企業ウェブサイトにはPRの視点、PR発想による思考が必要ということになります。


あなたの会社のウェブサイトにはPR思考が注入されているでしょうか?自分たちではどうしても客観的になれない、具体的な細かいところがわからない、という方はぜひ電通PRコンサルティングが展開するプログラム「PR思考のウェブサイト診断・改善」を検討してみてください。

このPR思考のウェブサイト診断・改善」では、PR戦略とウェブサイト両面に経験を持つコンサルタントが実際の目であなたの会社のウェブサイトを診断。100以上に上る項目について、採点を行います。項目の中には、上記で申し上げました3点はもちろん、HTMLなどの記述やSEOに関するものも盛り込まれており、報告書には「ではどう改善すればよいのか?」の視差も含まれます。

 最後までご覧いただき、ありがとうございました。




※引用されたデータや状況、人物の所属・役職等は本記事執筆当時のものです。

PRX編集部
PRX編集部
広報・PRのトレンド情報や、電通PRコンサルティングが60年以上に渡り培ってきた様々なソリューションなどについてご紹介。

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