企業ブランディングをサポートする「鬱憤構文®ワークショップ」で“世のモヤモヤ”を言語化へ
SDGs、DEIの視点が重視される昨今、企業価値の向上やブランディングのためには、事業活動を通じて社会的なイシュー(問題)を解決することが求められます。しかしながら、その「社会的なイシューを探して具体的に設定すること」自体が難しいと思ったことはありませんか?
株式会社電通PRコンサルティングが開発した「鬱憤(うっぷん)構文®」は、そのような企業が解決する社会的なイシューの探索を、生活者視点の発想でサポートするフレームです。
私たちはこの「鬱憤構文®」をカードにした「鬱憤構文®カード」を用いて、まだ大きな問題にはなっていなくても、すでに個々の生活者の中に存在し始めている「n=1の鬱憤」を発掘し、解消につながるコミュニケーションアイデアに発展させるためのワークショッププログラム「鬱憤構文®ワークショップ」の提供を本格的に開始しました。
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世の不満を言語化するフレーム「鬱憤構文®」
「鬱憤構文®」とは、世の中に存在する(けど、まだその問題自体に名前が付けられたり、広く認識されたりしているわけではない)個々人が感じる鬱憤や不満、違和感などをカードに書かれた文章に当てはめることで、企業やブランドが取り組む社会的なイシュー探しをサポートするフレームです。
対象のテーマにまつわる鬱憤を連想し、「○○問題」や「○○説」といった世の中や特定の界隈にある関心・問題の仮説(=企業/ブランドが取り組む活動のヒントになるもの)を生み出すことができます。
「鬱憤構文®」は、鬱憤を7つに分類した「7つの鬱憤 WARPATH」ごとに整理をしており、現在、約100の構文ができています。
「7つの鬱憤」とはー
感情が爆発する一歩手前の鬱憤が表れたソーシャルメディア(7つの鬱憤では特にX)の投稿を狙い撃ちで検索するために、不満をまとうワードを整理し、「Want=欲求」「Anti=反感」「Request=要望」「Problem=困難」「Awful=悲観」「Tired=疲弊」「Hate=不快」の7つの感情をまとめたものです。それぞれの頭文字から「敵意のある」「けんか腰」の意味を持つ英単語の「WARPATH」で名付けました。
「鬱憤構文®」の考えを、カードゲーム式の発想ワークショップにしたものが「鬱憤構文®ワークショップ」です。
ワークショップでは、特定のフレーズ(=鬱憤構文®)が書かれたオリジナルカードに合わせ、言葉を当てはめることで、イシューを発想しやすくなります。このカードに書かれている補助構文は、生活者から表出しやすい鬱憤、モヤモヤした体験や感情をソーシャルメディアの投稿などから分析し、言語化しやすいように設計しています。
カードは、数ある「鬱憤構文®」の中から、50種類を厳選しています。
PRプロフェッショナルが伴走して進める「鬱憤構文®ワークショップ」
「鬱憤構文®ワークショップ」は、4~6人ほどのチームに分かれて3つのステップで進行します。
各チームに、電通PRコンサルティングのコンサルタントが伴走し、問題発見からアイデアの実装まで、企業や事業のブランディングをサポートしていきます。
【ステップ1】 n=1の問題の発掘
まず、「鬱憤構文®カード」を使って、生活者が抱えるモヤモヤとした違和感や不満(=鬱憤)を発掘します。
テーマやステークホルダーに関する鬱憤について、このカードに書かれた「◯◯問題/説」という補助構文(フレーム)に入るものを連想して考えることで、ゼロから考えるより発掘しやすくなります。
【ステップ2】 問題の設定/アイデア構築
発掘した鬱憤の中で企業やブランドにマッチしたものを、解決すべき問題として具体的に設定します。
その後、オリジナルのフレームを活用し、問題を解決するためのコアアイデアを構築していきます。
▶広報戦略フレームワーク集
【ステップ3】 世の中の反応を逆算した検証/具体化
構築したアイデアをさまざまな視点から検証し具体化していきます。
例えば、株式会社電通と電通PRコンサルティングが開発した、「メディアがニュースに取り上げたくなる6つの法則『PR IMPAKT®』」などを活用しながら、発信した場合の世の中の反応を逆算し、アイデアを洗練させた上で、実行に向けた具体的な計画を立てていきます。
▶広報戦略のフレームワーク「PR IMPAKT®️」とは?メディアが伝えたくなる6つのポイント
パーパスの社内浸透やチームのエンゲージメント強化にも
企業が社会に新たな価値を提供していくためには、多様な価値観やバッググラウンドを持つ人材がチーム力を発揮することが欠かせません。イノベーションを生み出していくために、策定したパーパスの社内浸透や従業員同士の相互理解がますます重要となっています。
「鬱憤構文®ワークショップ」は、従業員が働く中で感じる鬱憤を発掘・言語化することを出発点に、自身が働く上で大事にしたい価値観と企業のパーパスとの接点を探るほか、従業員の相互理解促進にも活用できます。
気軽にゲーム感覚で話し合うことで、チーム内の関係性を深めるきっかけにもなります。
気軽にワークショップが体験できる無料体験会
ブランディングやインターナルコミュニケーションでお悩みの企業様向けに、気軽に「鬱憤構文®ワークショップ」を体験できる無料体験会も受け付けております。
無料体験会を含め、「鬱憤構文®ワークショップ」に関するご質問・ご相談など、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※引用されたデータや状況、人物の所属・役職等は本記事執筆当時のものです。
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